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ヤマハ発動機に「ProPlusリース契約管理モジュール」を導入~日本基準とIFRSの同時管理を可能にし、リース管理の課題を解消~

2025/03/26

当社は、ヤマハ発動機株式会社(本社:静岡県磐田市、代表取締役社長:設楽 元文、以下「ヤマハ発動機」)に、会計業務のグローバルでの標準化と効率化を目的として「ProPlusリース契約管理モジュール」を導入したことをお知らせいたします。

【採用の背景と課題】

ヤマハ発動機では、2019年にDX戦略の一環で「YNS(Yamaha Motor to the Next Stage)プロジェクト」を立ち上げ、経営判断の迅速化と業務の標準化を目指してきました。その中で、グローバルERP(SAP S/4HANA)の導入と、IFRS適用を決断しました。

しかし、IFRSは連結決算のみの適用となるため、同時に単体決算用の日本基準での管理が必要となります。そのため以下のような課題がありました。

  • リース管理において、日本基準とIFRSそれぞれの基準で効率的に管理する体制の構築
  • IFRS適用に伴う、リース管理の検討の進め方
  • YNSプロジェクトに掲げられたFit to Standardに沿った形での実現

これらの課題を解決するために、適切なシステムの選定が求められていました。

【選定理由】

ヤマハ発動機が「ProPlusリース契約管理モジュール」を採用した主な理由は以下の通りです。

  • 豊富な導入実績: 100社以上のIFRS対応の導入実績があり、信頼性が高い。
  • 日本基準とIFRSの同時管理が可能: 帳簿単位での管理が可能で、複数基準の管理が容易。
  • 直感的なGUI: 使いやすいインターフェースで業務負担を軽減。
  • リース契約管理の効率化: 契約情報を一元管理し、業務負担を軽減。

 

【導入効果】

2024年からIFRSの任意適用を開始しました。ProPlusの利用によって、2019年から目指してきたIFRSへの適用を果たすことができたというのが最も大きな効果です。また、IFRS仕訳やSAP S/4HANAへのデータ投入が自動化され、決算業務が円滑に進むようになりました。担当者2名という少数精鋭でも、無理なく業務を回せています。

さらに、今回のプロジェクトと同時期に導入した「現物管理ソリューション ProPlus Pit」の導入により、棚卸業務の効率化も実現しています

【今後の展望】

ヤマハ発動機では、今後「ProPlus」を国内のグループ企業にも展開予定で、さらなる業務の標準化を推進していく予定です。プロシップのコンサルティング力、本番稼働後の迅速かつ丁寧なサポート対応を評価されており、次のプロジェクトにも期待しています。

プロシップは、今後もヤマハ発動機の経営管理強化を支援し、継続的なサポートを提供してまいります。

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